店主ちえの和せいろとの出会い
こんにちは。自然素材の台所道具を扱うネットショップkitoteの店主ちえです。
皆様はお料理は好きですか?
また、料理が楽しいと思う瞬間ってどんな時でしょうか?
私は、子供の時から料理に興味があったようで、おままごとでコックさんごっこばかりして遊んでいたよと母から言われたことがあります。
自分自身でも記憶があるのは、
おばあちゃんが鉄のフライパンでごまを炒って、すり鉢で擦っていた香りや音、
すり鉢で山芋をすりおろして作ってくれるとろろご飯、
外で火をおこして作るお赤飯、
年末のお餅作り。
それから、母が台所で料理する様子をじっと観察していたこと。
数えきれないほどの食にまつわる思い出がいつまでも心に残っていますが、冷静に考えるとただの食いしん坊ですね・・・
おいしいものを作るのも食べるのも大好き
ですが、おいしいものを食べたいという気持ちこそが、毎日料理を続ける原動力になると思っています。
和せいろとの出会い
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そんな私が和せいろに出会ったのは、
忙しい日々の中で休息する時間を割いてまで、なんで一日に3回も食事をしなければいけないのか、
でも適当なご飯を家族に出すのは嫌!と
食事作りが苦痛で仕方なかった時でした。
はじめて手にした和せいろで蒸した野菜のおいしさ、
ほったらかしにできて使い方もびっくりするくらい簡単なこと、
毎日の食事はシンプルで良いのだと気づけたことなど感動の連続でした。
和せいろで蒸した野菜の甘みに驚きました
ひのきの優しい手触りや香りから、今までにはない感覚になり、
そっと包み込まれる安心感で心が満たされました。
料理が楽しい!と再び心から思えたのです。
産地が明確で信頼できる国産素材のひのきを使用していること、伝統技法で作られているということも私の心を掴み、和せいろという存在が、一瞬にしてとても重要なものとなりました。
和せいろと出会うきっかけとなった、曲物工房清水の清水さんは夫の先輩にあたる方で、
実は夫も、清水さんに憧れ曲物職人を目指していた時期があったのです。
とある事情でこの夢は諦めるしかなかったのですが、
この時すでに、私の中で和せいろに対する情熱は止まらぬものになっていたのでした。
職人という道は無理かもしれないけれど、私が何らかの方法で和せいろに関わば良いのではないかと、和せいろ愛が半分、夫が職人になれなかった悔しさ半分でkitoteは始まりました。
よく知った人からは、頑固だねと言われるような性格ですので、自分でも呆れますが、こうなってしまったらもうどうすることもできません。笑
kitoteにできる方法で和せいろの素晴らしさをお伝えしたい
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和せいろの素晴らしさは、職人さんや素材となる自然が作り上げてくれていますので、
kitoteの役目は、和せいろの存在を一人でも多くの方にお伝えし、手に取っていただくこと。
こんな使い方もあるのかと、良い意味で期待を裏切ることです。
和せいろは、使えば使うほど、その都度違う楽しさや発見に出会えるので、
初心を忘れずにこの先も和せいろの楽しさをお伝えし続けていきます。
推し活は仲間がいた方が盛り上がるということで、
ぜひ一緒にお楽しみいただけるととても嬉しいです。
kitoteでは、購入しておしまいではなく、和せいろがきっかけで出会えたご縁を大切に。
何十年と使える和せいろを、一緒に飴色になるまで育てていきたいと思っています。
和せいろをお使いいただきお困りの時はもちろん、和せいろを使って出会えた嬉しい瞬間をいつでも教えてくださいね。
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和せいろや、日本の伝統を受け継いだ道具をより身近に。
愛着を持ってお使いいただきたい。
という思いを込めて、私が職人さんに教えていただいたこと、和の道具を使ってみて感じたこと。自然の癒しなどをご紹介していきます。